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方向を定めて

「選択」の重要性と難しさ

私たちは日常の中で無意識の内に数え切れない程の選択をしている。

朝起きて食べるもの、上司との会話、勉強をするかゲームをするかドラマを見るか...
全ては己の意思だ、誰かに強制されているわけではない。

朝、習慣的にご飯・味噌汁を食べる人とハンバーガー・ポテトを食べる人ではおそらく前者の方が健康的な日々を送ることができるだろう。

選択肢の数だけ人生は分岐していて、その数は数え切れないほど多い。

幾千万という選択のフィードバック・感触を理解し、分析することで人間は成長していく。 これこそが一般的に振り返りが大切だと云われる理由だ、過去の選択の結果を振り返ることは選択の質自体を上げること自体に繋がる。

そして、年月が経つ程、日常的な選択の数・影響は小さくなっていく。

よく「学生の時にもっと勉強しておけば...」という言葉を聞くし、自分自身でもそう思う。 これは過去の選択の積み重ねの結果、理想と離れた地点にいることを悔やんでいるのだ。

この事象を受け止め、理想地点に向かって近づく選択を選び続ければ、いつか辿り着くだろう。 逆に事象から目を逸らし、仕方ないねと飲み込むことで、さらに理想地点からは遠ざかっていく。 これこそが「選択」の重要性と難しさだ。選択次第で未来は変わり得るが、ソシャゲのイベントのようにいつから始まるわけでもなく日常の中に溶け込んでいるため重要さが認識し難い。 日常の中で、場合によっては無意識に行なっていることを、自分の意志の力で制御しなければいけない。

この意志の力は消費性で、一日の中で使える回数は限られている。

「よし、勉強しよう!」という一念発起的な選択は疲れるし、毎日継続して行うには不安定すぎる。 だからこそ目標に向かって近づく行動を習慣化し、無意識に行えるようにすることで良い選択を増やすことができる。 習慣の特性・習慣化の方法を知りたい人は「小さな習慣」という本を読むと良い。

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私たちは選択の上に生きている。選択を積み重ねた結果で私たちはできている。