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- 1年経っても大学で勉強したいという思いは変わらなかったため、UoPeopleに入学しようとした
- 入学要件の1つである English Composition 1 という英語の基礎コースを受けたが、期末試験でコース修了のための最低点数を取れなかった
- 今後数ヶ月は英語の勉強に充てつつ、University of London も選択肢の一つとして検討する
これまで
tmkk.hatenablog.com tmkk.hatenablog.com
一体お前はどっちなんだ... と言われそうだが、色々考えた結果UoPeopleに入学することに決めた。
本来であれば何かやりたいことが目標としてあり、それを達成するために必要であればコンピュータサイエンスを学ぶという順序関係が自然だ。
↑は去年の4月にブログに書いた言葉だが、去年の自分は随分と真面目というか打算的というか...
おそらく、自分の選択が必ず良い結果に結びつく必要があると考えていたのだと思う。いかに少ない打席数で良い結果を残せるか、みたいな。
しかし、ここ1年で自分の人生なんだから好奇心に従ってやりたいことをやれば良い、というマインドに変化した。Courseraで学ぶという道も悪くなかったが、強制力・求められるアウトプットの量・セレンディピティなどの側面で、UoPeopleで勉強したいと再び強く思ったので、入学することにした。
そもそも、ホームランを打つためには打席にはたくさん立ってバットを振り続けた方が良いに決まっている。
English Composition 1 を受講、そして最終試験に落ちる
ということで、4月からUoPeopleに仮入学した。
WELCOME TO #UOPEOPLE!
— plant (@plant_ja) February 23, 2021
最初にエントリを書いてから1年越しのApply!!
おそらくTerm4から参加になるので、4月からEC1やっていくぞ...💪 pic.twitter.com/qTcfeniOZj
自分はTOEFL iBT61点や英検準一級など、英語の習熟度を証明するための資格を持っていないため、English Composition 1という英語の基礎コースからのスタートとなった。English Composition 1の詳細は、他のUoPeople学生のブログで触れられているので割愛。
正式入学するためにはこのコースで一定以上の成績を修めつつ、最終試験 (100点満点) で50点以上を取る必要がある。
この最終試験が曲者で、English Composition 1 全体で勉強したこととは全く関係無い問題が出てくる、英語の基礎力診断という感じの内容になっている。そして何故かリスニング問題もある。UoPeopleはテキストベースの授業なんだからリスニングテストいらなくない?と思うのだが😇
テスト対策の方法が分からないので、とりあえず語彙力鍛えておくかーと思ってTOEFLの英単語帳を使って試験対策をしていた。
そして来たる6月4日、最終試験を受講する。
内容としては、この人の発言は何を意味しているか?みたいな問いがReading/Listeningと6:4くらいの割合で出題される。
受けた感触としては割と良い感じ、75点くらいは取れてるんじゃないか?(フラグ)
English Composition1 の Final Exam Doneeeeeeeeeeee
— plant (@plant_ja) June 4, 2021
感触としては良い感じだったので後は50点を超えるよう祈るのみ🙏
Proctorがチャットベースじゃなくて喋る派の人で最初はちょっと面食らったけど、声が聞けたせいか逆にリラックスできて良かった
数日後... 結果が発表される。
39点を取得して無事死亡する。
English Composition 1, もう一回遊べるドン(白目)
— plant (@plant_ja) June 9, 2021
英語の勉強ちゃんとやるか〜〜〜〜〜!! pic.twitter.com/00G8bylXRL
いやー、正直びっくりした。そこまで低いとは...
結果の詳細は見れないのでどこが悪かったのかも分からないが、多分リスニングで結構落としている気がする。
ということで英語力の証明に失敗した(スキルとして全然足りない)ので、UoPeopleへの入学はまだ出来ない。悲しいね。
とはいえ別に何かを失ったわけではないので、次に活かすために振り返る。
振り返り
まず、自身の英語力のベンチマークを測るのが遅すぎた。
最後にTOEICを受けたのは3年前で、その時は450点くらいだったのだが「まぁそこから何やかんやで、だいぶ英語力は上がっているだろう」という謎の自負によって、TOEFLやTOEIC、英検などを全く受験せずに学習をスタートしてしまった。
これは単純に、想像より低い結果が出ることを恐れているだけであって、自己認識が全く出来ていない。
自分の好奇心に従ってとりあえず挑戦してみることはめちゃくちゃ良いことだが、同時に自分の不安から目を逸らしてもいけない。自分の心に正直になることが大切。
今の現在地点を正しく理解することで、初めて正しい計画が立てられるようになる。
後は、なんだかんだ覚悟と努力が足りなかったんだと思う。39点という結果を見た時も泣くほど悔しいわけでもなく、スッと受け入れてしまった。2ヶ月間の旅路は全くもって楽ではなかったが、コンフォートゾーンからも抜け出せていなかった。
この2ヶ月間で得たもの
- 英語力 (Reading, Writing)
- 強制的に毎週読み書きすることになるので、自然と語彙力が上がり、以前よりも英語を読み書きするスピードが速くなった(体感)
- Academic Writingのルールやマインドも叩き込まれ、論文という概念と初めて遭遇した
- 良い生活習慣
- モチベーションに左右されやすい人間なので勉強を習慣化しようと思い、習慣とは何かというところから調べた
- 23時に就寝、6時半に起床して勉強するみたいな生活リズムが形成され、QoLの向上をひしひしと感じた
- 習慣という概念それ自体の理解が深まったのが良い
- 自分なりの学習フレームワークの形成
- Roam Research というメモアプリに出会い、得た知識をちゃんとノートとしてまとめるようになった
- Zettelkasten という手法を参考にしつつメモを取っている
- やっていきのマインド
- とりあえずえいやで飛び込んでみることの重要性を久々に感じた
- 3~4年前は結構出来ていた気がするが、2年前に今の会社に転職してから割と穏やかに生活していて忘れてしまっていた
English Composition 1 コース全体の成績
- Written Assignment Total: 93.02
- Discussion Forum Total: 89.97
- Learning Journal Total: 85.63
- Graded Quiz: 91.00 (Unit 3), 90.00 (Unit 6)
- Final Exam: 39.17
勉強時間の参考
英語の勉強も含めた勉強時間の合計は大体週13~16時間くらい。
これから
UoPeopleに再入学するとしたら、TOEFLなりIELTSなりDuolingo English Testなりで一定以上のスコア (TOEFL iBT: 61点, IELTS: 6.0, Duolingo English Test: 95点) を獲得して提出かなーと思っている。
Duolingo English Testはあまり聞き慣れない試験だが、海外の大学では入学基準のボーダーとして採用するところが増えているっぽい。完全オンラインで1回49ドル、試験時間は1時間と比較的気軽に受けれる試験のようだが、正解率によって出題される問題などが変わるのと、情報量がまだまだ少ない点から対策が立てにくそう。
英語で学習する土台を作るなら、TOEFL or IELTSの方が良さそうな気がしている。
ここからは中々にお前正気か案件なんだけど、しばらく英語を勉強 & 学費を貯めて University of London (UoL) にチャレンジするのもありかなーと思っている。
University of London の良いところ
- CS関係の科目だけで卒業することができそう
- source: Computer Science - structure | University of London
- UoPeopleの場合は共通科目を一定単位取る必要があるが、正直興味がない科目について勉強するのは辛い(世界史とか)
- 大卒の人は単位をtransferできるので共通科目をスキップできるが、高卒の自分は一般科目の勉強を避けられない
- 途中で物理キャンパスに移行することもできる
- source: Computer Science | University of London
- 大学に行くからには学ぶだけではなく、より他種多種な人とコラボレーションすることで視野を広げたりコネクションを作りたいという気持ちがある
- そういった観点だと、実際にUKのキャンパスに通って同級生とコミュニケーションを取れる可能性があるのは大きな優位点
University of London の気になるところ
- 学費が高い
- source: Computer Science | University of London
- UoPeopleは卒業までにざっくり50万くらいだとすると、UoLは260万くらい
- 年々上昇傾向のようなので、興味がある方は必ずご自身で確認してください
- 入学要件がUoPeopleより難しい (IELTSを除く)
- source: English requirements | University of London
- 英語の習熟度としては TOEFL iBT: 87点, IELTS: 6.0, Duolingo English Test: 105点 が出願のボーダーライン
- IELTSだけは何故かUoPeopleと同じボーダー、テスト自体がイギリス英語だからかな?
いかんせんまだまだ情報が足りないので、比較のためにもUoL学生に直接話を聞いてみたい...。
おわり
最近 keep-alive.fm というpodcastを聴いていて、マジで痺れたエピソードがあった。
ゲストの @kaisukep というIndeedでPMをやっている方からみなぎるエネルギーに感銘を受けた。普段は絶対に1度しか同じエピソードを聴かないが、これだけは3回聴いた。それだけ自分にとって衝撃的だった。
それを受けて、自分は最近穏やかに暮らしていて、やればできそうなことしかやってないなーと改めて感じた。もっと毎日を全力で生きたい。
という背景で、より思考をスケールさせて University of London なども視野に入れて考え始めた💭
同時に、本当に大学に行く必要があるのか?という問いは自分に投げかけ続けているが、今のところはYESだ。プロダクト作りにはずっと関わっていきたいので、土台を固める必要があると感じている。
English Composition 1 の結果としては失敗に終わったものの、現状の英語力の自己認識と今後を再考するきっかけになったので、えいやで飛び込んでみて本当に良かった。
UoPeopleに入学した方の記事は増えてきたが失敗した人の記事はあまり無いので、少しでも参考になれば幸いです🙏